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314.応援団員的解説者・論
1週間にわたった『世界水泳・競泳の部』が本日最終日。100m平泳ぎの北島選手が「銀」、800m自由形の柴田亜衣選手が「銅」に終わったためだろう、注目度&テンションが今一つあがらない。おそらくは視聴率にもそれが反映されているはずだ。「前半戦のハイライト」だとか「総集編」など正直、観る意欲が少しばかり……である。「金」がないっていうのは──それも期待度が(やたらに)高かったにも関わらずっていうのは──花火大会で「2尺玉」が不発に終わったような空虚さが残る。「尺玉」や「スターマイン」がどれだけ華やかに花を咲かせようが──なんでアル。
それにしてもテレビの解説者はお粗末だった。本日未明に終わった「男子400Mメドレーリレー予選」でも、「このリードを次にウマく繋げたいですねえ〜」(“当たり前だろ!バカ!”と当方、毒づく)と「さあ、これからですよオ!」(“分かってるワイ!そんなこと!”とまたまた当方、毒づく)、この2つを繰り返すのみ。全レースがそのパターン。決勝になったら、それに「メダルを取って欲しいですねえ〜」が加わり、そしてラスト15mぐらいになったら、自らが“熱狂的な(バカ丸出しの)観客のひとり”と化して「イケエ!イケエ!そこだア!」を絶叫するのみ。
実際、この大会中、何度、そのバカ丸出し絶叫を聞かされたことか。 この解説者、往年の代表選手だった「T」なる男。過去のオリンピック等の解説でも万事、その調子だった(有名どこでは「岩崎恭子選手金メダル」の際の「ヤッタァー!」がアル)。 水泳界、よほど人材不足なんだろうなあ〜 、“応援団員”にすぎぬ輩が解説者ヤッテんだから。思いきって松岡修造サンを解説者に据えたほうが断然よろしい。興奮度では断然勝るうえ、ボキャブラリーははるかに豊富。それに、そもそも“応援団員”として現地に乗り込んでいるんだしネ。
もっともかような傾向、水泳界だけではナシ。陸上界とて似たりよったりだ。6日から『世界陸上』が始まる。“陸上競技大好きオトコ”の当方、毎回夢中で観戦。とはいえその中継(TBS系)、「毒づき」なくして観たことが過去にナシ。特に毎回、メイン司会を担当する某(有名)男優。『内向性単独恍惚没入意味不明饒舌シンドローム患者』。今から、“毒づき準備”に忙しい我がいる
by KOKUZOBOSATSU | 2005-08-01 08:14 | ●テレビ(局)論