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142.賭け事スッパリ止めた理由(拘置所暮らしはツライぜよ)
〈我流採点式・必読度&面白度 ★★★☆☆

30才ぐらいまで大の賭け事好きだった。“ギャンブル”と名のつくものは一通りこなした。高校生時代はとある“ITEM”に異様にハマってその道のプロになろう!と志したし、大学時代はまた違ったアイテムに夢中になり、一時は“MANAGER”なる肩書きを持つセミプロすら気取っていた。合間には『馬輪艇』を始め『札』あたりにも手を出し危ないマネも随分ヤッた。阿佐田徹也サンの世界をモロ、地でいっていたようなものだ。会社員になってからは少し自重したけれど、それでも身に付いたギャンブル性向は納まる気配などまるでなかったしかし30才を2年ほど過ぎてからピタリとヤメた。ビジネス系雑誌に掲載されていたとある経営者のロング・インタビュー記事を読んだのがキッカケだった。その経営者は「ギャンブルなどに手を出すのは仕事に熱くなっていない証しだ。会社経営を手掛けるとギャンブルなどでは味わえない緊張感と充実感を味わえるものでアル」なる旨、語っていた。カーッ!となった。“たかが大企業グループのトップごときがエラそうに──”と思った。“そんならギャンブルなんぞスッパリ止めてやるワイ!”。以後スッパリ止めた(要は、コンプレックスからくる対抗心を燃やしたワケ)。それから20数年、付き合いで麻雀を2回ほど囲んだことがあるのみ。それもオアソビ・レートでであるその経営者とは堤義明サンそのヒト也。本日から東京拘置所暮らしが始まった。おそらく梅雨時頃まで出てこられないだろうが、東京地検検事たちのキツ〜イ取り調べも含め、アソコの生活、果たして耐えられるかどうか。なにせ生まれてこのかた、他人から命令されたことなどない御仁。1日50万円でもくれるんなら代わってあげたいもんだとマジに“同情”(とはいわないか、金もらうんなら)。 先のインタビューで堤サン、こうも述べていた。「1日3時間も眠れば充分。ボクは夜2時に寝て5時には起きる」。マネをした。未だに続いている(基本的には、だけれども)。もっとも3日に一度は7〜8時間は寝て調整しているし、たま〜に昼寝や夕寝もとるけれどある意味、堤サンには感謝している。後にも先にも、他人の影響でドラスティックに生活やら指向を変えたことなど、その1回だけだからだ。とはいえ、ギャンブルからはスッパリ足を洗っても、“オ仕事”には夢中にならずに、わけのわからん西洋風毛バリ釣りになんぞに夢中になっちまったんだから何をかいわんやだが──。コイツもスッパリ止めて、本気で『お仕事』に取り組もうと、堤サン逮捕の報に接し、結構マジメに決意を固めた自分がいる
by KOKUZOBOSATSU | 2005-03-03 17:20