カテゴリ:●ふらいふぃっしんぐごっこ( 28 )
252.鏡面化現象論
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水裏面は一部を除いて鏡面化する(その“一部”がいわゆる「フィッシュ・ウインドウ」ナリ)。鏡面化すればどうなるか。水底やら水中の景色が映しこまれることになる。写真がソレ。水底の岩や石をほとんどそのまま映し出しているが、ただし、あらゆるエリアがこうなるとは限らない。このエリアは水深40㎝程度の浅瀬ゆえこうなる。深ければどうなるか。下写真を。
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水深1.5m程度のエリア。画面左側の水裏面を。濃い目のシアン色一色だが、水深が深ければ水底の岩や石を映しこむことはなく、かようにシアン色がかるのが普通。深くなればなるほどシアン濃度は濃くなる。なぜか。水なる物質(媒質)は赤色光をかなり著しく吸収するからである。水深が深くなればなるほど赤色光の吸収率はアップ。自ずと吸収されにくい緑や青の色光が占有。ゆえにシアンがかるワケ。
水面型および水面直下型フライの『色』を考えた場合、この水裏面の色との関係性は重要。鱒類からの『誘目度(=目立ち度)』を左右するからだ。背景色と対比する色が必然的に高誘目度となるが、シアンとの対比なら、黄色、黒、そしてオレンジ。画面中央に浮かぶフライに注目。ピーコック・ボディ(濃緑色)とオレンジ・ハックルを持つビートル・パターン。濃緑色はほとんど黒化しているが(低いといえど緑色光も水に吸収されるためほとんど黒色になる)、背面の水裏鏡面は映しこまれた濃茶系の岩の色(+シアン色)ゆえ、黒よりもオレンジのほうが目立つ。
この『目立つ(=高誘目度)』というのは、鱒の捕食プロセスにおける第一段階=『(フライの)認知』を考える上で極めて重要。流れの早いエリアでは特に。認知の遅れは『釣れる釣れない』を決定的に左右するからだ。すなわち、『水裏面の色とフライの関係』を踏まえることは、ナントカ・カゲロウのハッチ時期だのフライング・ナントカの活動期だのという与件・条件なんぞより、はるかに優先されるべきなんである。こうした視点およびアプローチ手法が『実相主義』。コレと対比するのが、『教条主義』ないしは『表層主義』。未だに『教条主義』『表層主義』が台頭しているが(だから些末な画一論の就縛から逃れられんワケ)。このあたりの“続き”はいずれまた。
上記フライのハックルに注目。中央部が濃く先端部は淡い。すなわちグラデーションがかっているわけだが、これはハックル密度の差によるもの(フライが鏡面化現象によって水裏面に映しこまれているためオレンジがより一層際立って目立っている)。明度(や透過性)との関係で、このユニークな光現象、オレンジ色が最も高い。明度が低すぎても高すぎてもかくも鮮明なグラデーションには帰結しない。かような点に“気付き”、そして模倣性面等で創造的に活かすことが実相主義的嗜みの一里塚。すなわち『機能』と『模倣』の多元的複合。しかしまあ、フライ論記すのは楽チンだなあ〜と改めて気付いた自分がおわす
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by KOKUZOBOSATSU | 2005-06-06 20:45 | ●ふらいふぃっしんぐごっこ
239.たまにはフライ理論なんぞを
「フライの記事が少ない」「もっと増やせ」なる御意見を以前から(そこそこ)多数頂戴してはいたが、どうもソノ気にならないうえ、ソノ気になったらなったで(なぜか)キツイことを歯切れ良く書き連ねそうな自分をきちんと自覚していて、とはいえそれもちょっとばかり面倒、とはいえたまには、ゆったり気分でナンカ書くかいな──で、ストックしてある写真をランダムにチェックしていて、ひとつの水中写真が眼に止まり、それを素材に駄文を少し。
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濁り度が結構高いが、“清流”で知られる東京秋川の平常時に撮影(下写真)。イワナはともかく、ヤマメ・アマゴあたりの棲みかなら、このくらいはそこそこ普通、アユの棲みかならごくごく普通。とはいえ外界(陸上)から見ると透明度がかなり高く見えるものだが。
画面中央の水面に見える黄色の物体はマーカー。底層部に見えるのがフライ。確かターキー・マラブーだかをテールに使ったタイプのパターン。複雑な流れの影響を受けて(虫っぽく)“踊って”いる。人為的にヘタな操作を加えることなど不要。ほっとくだけで動態性に優れたフライなら勝手に&自律的に動くものだ。
画面右側が下流。マーカーが先行気味に流れていることが分かるが、通常はこうなる。なぜか。『流れ』なるもの、通常は表層の流速が最も早いからだ。底層部は岩や水底によって抵抗が生じるために遅くなるのが普通。ゆえにマーカー・ニンフィングではフライに若干(以上)のドラッグが掛かって流される。すなわち厳密な意味でナチュラル・ドリフトしているのはマーカーのみ──といいたいところだが、マーカーとてフライ(やティペット)の抵抗によって微量のドラッグ(逆ドラッグ)が。 もっともどちらも完全にドラッグ・フリー状態になることがあるが。
マーカー・ニンフィングはフライがナチュラルに流れやすいから釣れるなどと言われ続けてきたが、コレ、間違い。若干のドラッグが掛かっているから釣れやすいワケ。渓流魚がフライを吸い込んだ瞬間にアタリが出やすいからだ。
もっとも“若干のドラッグ”に限定されるんであって、“結構なドラッグ”が掛かっていると吸い込んだ瞬間に違和感を感じて吐き出す──と、これまた言われ続けてきたが、実際は『テンションが“邪魔”してシッカリ吸い込み切れないからフッキングしにくい』というのが当方の持論にして洞察。たぶん(というより間違いなく)正しい。違和感を感じるほどに吸い込んでいれば勝手にハリ掛かりするハズゆえ(日本製のハリを使った場合に限るけど。ついでにドレッシングにもよりけりだけど。ソーヤー・ニンフはその意味でも『優れている』。アル・トロスさんのフェザントテイル(もどき)は……。コレ、『フライの雑誌』の連載に書き損ねたコト)
ちなみにこの“違和感論”、どっかの大学のセンセイが恣意的極まりなき実験の結果に基づいて吹聴したがために広く釣り師の間に定着しちまった。このセンセイ、その他、「渓流魚の網膜細胞は密度が低いから毛バリはボヤけて見える」だのとパッパラ論を展開。バカだねえ〜全く。だいたい大学のセンセイなんちゅうモンはだ──オット!自重しておこう〜(と思った我がいる)
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五日市近辺の秋川。著書執筆の撮影に際したいそうお世話になったエリアである
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by KOKUZOBOSATSU | 2005-06-04 20:44 | ●ふらいふぃっしんぐごっこ
229.抜群のスバラシサ!!!
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視点が斬新。構成が見事。文章がイイ。装丁デザインが秀逸。
詳しくはこちらを。あとでさらに記します。
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by KOKUZOBOSATSU | 2005-05-28 21:27 | ●ふらいふぃっしんぐごっこ
212.盗用盗用また盗用(笑いバナシではアリマセヌ)
TBSのHPのスポーツ欄「編集長コラム『DUGOUT』」で讀賣新聞のコラム盗用が見つかったそうで。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050510-00000212-yom-soci。「バレないと思った」んだとしたら、そのライター、生きてる価値の希薄な“KUSO”にすぎぬし、「著作権侵害になるとは知らなかった」んだとしたら箸棒にも掛からぬ“DO-BAKA”にすぎぬ。
当方も過去、幾度かその『被害者』に。企画書レベルから執筆モノまで多彩。対応手段は恫喝から告訴までこれまた多彩。看過したことも度々。最近では当方の趣味道楽の世界でも。とある知人から連絡が。「このHP、増沢さんのですか?」。当方、あいにくHPなど持っていない。開いてみて驚いた。結構なるボリュームなんだが、その約7割が当方の著書からの完全盗用(残りの3割もその世界では有名なお二人の著書からの完全盗用)。文章をほとんどそのまんまコピー。その知人、拙著の御愛読者。“マスザワの?”と感じたのも無理はない。そのくらい悪質な盗用だった。当方の著書は解説の都合上、「──詳しくはP.135を参照」なる表記が少なくないが、そのあたりはシッカリと削除。すなわち一字一句、印字し直したワケだし、そのボリュームたるや──。「コイツ、マメなヤッチャなあ〜」と感心。むろんすぐに「感心してる場合じゃあないわな」とあいなったが。
ところがソレ、氏名はむろん連絡先も表記されていない。通常は“お手上げ”になるんだが、逆にそうなるとアツくなる性分。とある“専門筋”に依頼。すぐに判明(インターネット上で“バレっこない”なんてタカをくくってアホ書いてるドバカ達よ。その気になりゃあ簡単だぜ。なっ、Kサン&Iサンよオ。忠告しとくワ。ハハハのハ)。メールで“恫喝”。ビックリしただろうねソイツ。公開してないアドレスに突如、メールが入ったんだから。おまけに、文章には「3日以内に回答なき場合、貴殿の自宅ないしは勤務先に伺う」などとほとんど「架空請求」の(チンケな)脅し文句風警告文まで記したんだから。ソイツの住まいは埼玉県某市。ちょっと遠いんで、近くに住んでるコワモテの友人(S君)に代わりに行ってもらおうとお願いまでしていたが、そうするまでもなく即、返信が。やっぱり書かれておりマシタ。“DO-BAKA”を証明する一文が。「著作権侵害になるとは知りませんでした」。
ついでにもうひとつ。ある時、「フライの歴史」について簡潔に記した文章が必要になった。以前自ら、どこかに記した憶えがあるんだが見つからない。で、「フライの歴史」で検索かけたら、いくつかがリスト・アップ。概略文をザッと読む。ひとつが目に止まる。「これはなかなか体系的に書かれているぞ──」。早速クリック。出てきた出てきた。関東圏のとある県でショーバイやってる店鋪のHP内に「フライの歴史について」と銘打たれた文章が。冒頭から読み出した。フムフム、なかなかに──と感心しながら半分を過ぎてハッとした。「これ、俺の文章だぜ!!!」。
そのHPには電話番号が明記。即、電話。相手はこれまた“DO-BAKA”だった。挙げ句にハナで笑うような態度だったから“超DO-BAKA”。努めておだやかにオハナシを──のつもりは相手次第で変わる。「御宅様が御商売で扱われている御商品を丸ごと盗んだ相手がですよ、ドロボウになるとは知らなかったと胸をおはりになって、おっしゃられたらどうお感じになられマスカ?」なる旨を、巻舌調早口低音、ついでに“コリャア!”とか“オイッ!”(ついでに“ボケッ!”“オドレ!”)なる枕詞つきで申し上げたところ、あっけなく“落城”。当該文章、即削除となっておりマシタ。メデタシメデタシ。
実はまだまだあるんだが、そのうち気が向いた時にでも。さっき仮眠してしまい(というか酔いつぶれた)、このまま今日一日を過す『覚悟』の我がいる
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by KOKUZOBOSATSU | 2005-05-11 02:56 | ●ふらいふぃっしんぐごっこ
209.『フライフィッシング用語辞典』(森羅万象へのメルクマール)
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『執筆期間14年』。それだけで『スゴイ本だ!』と思うネ、当方は。自費出版。これもスゴイ。自ら著者にして編集長もやったと著者の川野信之氏。ついでに出版社も創立。そのノリも痛く共感を感じるし大いに評価。実にイイ。きっと“ハマり度”が半端ではないはずだ。フライフィッシングなる遊戯ってえのは、大のオトナをかくも見事にハメてしまう。自身、もうコレ以上、ハマりたくはないが(生活がヨレヨレになる)。
詳しくは同書の紹介HPhttp://www.kawanobooks.com/html/sitemap.htmlを。島崎憲司郎氏の洒脱にして秀逸な推薦文もアリ。『フライフィッシングをめぐる森羅万象の道しるべ』なる氏のコピーが琴線をくすぐる。
“釣りライターや雑誌編集者にオススメ”とキャッチに書かれているが、「プロショップのオーナー&スタッフ+メーカー等業界関係者」も加えるべき(と思った)。釣り自慢・腕自慢の時代は過去のモノ(ソレばっかやってるから市場が見事に縮小シマシタ)。明日の食い扶持、確保したけりゃあ、みんな揃って“知識自慢”に走りましょう〜ネ。“アマチュア(※川野さんはお医者さん)”のほうがリキが入ってて詳しいなんざ、どう考えたってイビツだぜとまあ、またまた感じた我がいる
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by KOKUZOBOSATSU | 2005-05-09 21:18 | ●ふらいふぃっしんぐごっこ
178.祝!夜桜(孤立無援の某国皇太子に捧げる)
〈 我流採点式・必読度&面白度 ★★★☆☆

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英国チャールズ皇太子は全くツイていない。夜桜の下で一献傾けながら、厄落としでもしてあげたい気分だ。“殿下、対マスコミ戦略をお間違えでゴザイマス”と助言しながら。コチラをクリック。孤立無援状態である。
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もっとも、孤立すればするほど、例のアノ彼女との絆とやらは深まるんだろうが。英国王室にはその“先達”がいる。チャールズさんの大叔父にあたるエドワード8世。民間の人妻だったシンプソン夫人と恋に落ち、周囲の猛反対をものともせずに、なんとまあ、国王の座をほっぽりだして御結婚。当時のマスコミのバッシング、チャールズさんの比ではなかった。
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このエドワード8世、後のウインザー公。オーストリアの古城に奥さんとともに隠居。そこをヒトラーに狙われ、巧みに利用されてしまった。ゆえに今日に至るまで、名誉、未だ回復せず。英国国民はその苦い思い出をチャールズさんに投影しているのではないか。同じ轍を踏む皇太子に極めて冷淡なのはそのためでは?と見なしている。
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ウインザー公は昭和天皇と大の仲良しだった。チャールズさんは徳仁皇太子殿下と仲良し。さらには、英国王室のおふたりはフライフィッシングの熟達者にして、日本国皇室のおふたりのお師承さん。つまりウインザー公は昭和天皇に、チャールズさんは徳仁皇太子にこの釣りの手ほどきをしているのである。ホントのハナシ。そんなこんなで、チャールズさんをとことん庇いたい気分の我がいる──(わけでございます)

惚れた女性と一緒になってなんでワルイんだよ、ってネ。
ダイアナさんの“不倫ごっこ=男遍歴”には異常に甘くて、チャールズさんには異様に冷淡。対マスコミ戦略、間違えたんでゴザイマス。ウマくやれば、逆になってマシタゼ。

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by KOKUZOBOSATSU | 2005-04-07 19:45 | ●ふらいふぃっしんぐごっこ
150.あ・う・と・ど・あ(Farewell to “Outdoor”)
〈我流採点式・必読度&面白度 フライファンの方は★★★★★

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上記『墓標の森』(樋口明雄/双葉社)、フライフィッシング・ファン&アウトドア指向層に一応オススメしておく。昨日、図書館で見つけたもの。まだサワリ程度しか読んではいないが、ソコソコおもしろそうな雰囲気が──。冒頭から八ヶ岳山麓を流れる渓流をフライロッド片手に遡行する描写で始まる。そのあたりの表現手法を見るに、この樋口明雄さんなる作家、フライフィッシングに相当精通しているのが分かる樋口さんは1985年、カナダはブリティッシュ・コロンビア州を流れる「バビーン・リバー」でスティールヘッドを釣って以来、フライにハマったそうだ。「バビーン・リバー(Babine River)」といえば、奥山文弥さん。この川の存在とひいてはスティールヘッドの釣りを我が国で広めた功労者だが、彼が最初に訪れたのは確か1988年だったと記憶。樋口明雄さんはそれよりも早い。この川には奥山さんに連れられて当方も一度、訪れたことがある。1992年の9月だった。拠点となった「バビーン・ノーレイクス・ロッジ」なるロッジのオーナー、ピアス・クレッグさんはまっことナイスガイだった。最初に会った瞬間、“エッ!?なんでランディ・バースがここにいるんだ?”と思ったが。ソックリだった。バースさんもまっことナイス・ガイだがこの小説の後記には、芦澤一洋さんのお名前も出てくる。樋口さん、そもそも芦澤さんに捧げるためにこの書を書き上げたそうだ。御自身も八ヶ岳山麓に居を構えておられるようで──。ゆえに「アウトドア指向層にもオススメ」と記した次第。“八ヶ岳周辺”とくればフライフィッシングも含めた“Outdoor Life”のメッカ(だった)。当方も20数年前、フライにハマり出すと同時にアウトドア指向を強めたが、フレーム・ザックにパックロッドを収納しては頻繁に八ヶ岳周辺を訪れたものだった。芦澤さんがプロデュースした専門誌『Outdoor』(山と溪谷社)の影響。貪るようにして読んだ記憶が鮮明に残っている残念ながら、『Outdoor』誌は数年前に廃刊。「時代の流れ」と断じるのはたやすいが……。そういえば先日、かような事業を手掛ける御仁から電話が。「ウチでは、今後“アウトドア”という用語を使わないことにしたんです」とのこと。正解だろう。もっとも、その言葉にノスタルジアを感じてしまう当方あたりにとっては、なんとも寂しいハナシだが「だったら、ひらがな表記してみたら?“あ・う・と・ど・あ”って具合にさ」と(やんわり)“アドバイス”。その御仁、笑っていたけど、苦笑交じりだっただろうね。現在、当方が最もハマっている「農業ごっこ」、典型的な『あ・う・と・ど・あ・ら・い・ふ』。新概念。適度な高さの“ハードル”と衒示性がない分、爆発的なブーム&ファッションにはなりにくいが。一方、“FAD”で終わる心配もない。“MODE化”する可能性も──。その仕掛人になりたいなあ〜と静かに燃える我がいる
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by KOKUZOBOSATSU | 2005-03-09 10:31 | ●ふらいふぃっしんぐごっこ
133.出版界のLIVEDOOR(とホリウエモンさん)
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フライの雑誌社から先週、上記おハガキを頂戴した。以前紹介した『魔魚狩り』(水口憲哉氏著)の売れ行きが好調のようで。“たちまち重版”なんてえフレーズを見るのは村上龍さんの労作『13歳からのハローワーク』(幻冬社刊)以来のことだ。なにはともあれ、たいそう結構なコトである。当該書のテーマがテーマだけに大マスコミあたりからも注目されている様子。必然的に『フライの雑誌社』なる出版社の知名度もグッと上がることだろうが、これまたたいそう結構なことである。少なくともこの(小さな)出版社が持つ『気骨』は満天下に通用すると20年前から思っていた。
『フライの雑誌社は出版界のLIVEDOORになったぜ』とここ数日、数人の方々に吹聴している。現編集長の堀内正徳さんも“ホリ”がつくしね。堀江貴文サンが“ホリエモン”なら堀内サンは“ホリエモン”。ホリエモンさん、以前の当方の投稿に対し御親切なる御批判を下さった。アリガタキ御忠告と素直に受けとめている(堀内サン、アリガトね)。そういえば清水一郎サンなる御仁も同様に御忠告を下さった(なぜか、おっかなびっくり風だったけど)。この清水サンは釣りギョーカイきっての“武闘派”(実際に“オ強い”)だが堀内サンは“頭闘派”(実際に“オ利口”)だ。対する当方は“無闘派(層)”(実際に“ことなかれ主義”)。“素直さ”のみが『武器』。この歳になれば概ねそうなる、といいつつ実は…なんだけどネ。みつごの魂ナントヤラ。
少し前、ホリエモンさんのほう、緊急記者会見。フジテレビ&ニッポン放送の“トリッキー”(とホリエモンさんはおっしゃった)な策に対してだ。ホリエモンさん、心なしか顔がひきつっていた。法廷闘争の腹づもり。ちなみに今回のフジテレビ&ニッポン放送連合軍の対抗策がナンバー128で記した「ポイズン・ピル」。自らに対して“毒薬”にならなきゃイイけどさいずれにしてもです。こんなにオモシロイ闘い滅多に見られないからヤジ馬としては喜ばしい限り。基本的には“頭闘”なんだけどなにやら“泥闘”になりそうな気配。ワクワク&ゾクゾクしてくる。“対岸のケンカはゴザを用意してでもみよう”というのが我が信条。“花火大会”と一緒やさかい。
今夜の「Kー1」、最も楽しみにしていた山本キッド選手が負傷欠場。大いにガッカリした。それこそ“コザ”を敷いてスタンバイしていたんだけどなあ〜。対戦相手だった武田幸三選手も1回戦で負傷しトーナメントは途中棄権。しかしこの武田サン、見るからに強そう〜、というよりメチャクチャ怖そう〜。このヒトとマイク・タイソン(と清水一郎サン)とだけは武闘したくはないな〜、でも泥闘なら時と場合によってはヤッテもいいかなあ〜と思う(ケンカ大好きな)我がいる
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by KOKUZOBOSATSU | 2005-02-23 23:59 | ●ふらいふぃっしんぐごっこ
112.『利』VS『理』(傍観者、かく語りき)
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“ドキッ!”とするタイトル、センセーショナルなキャッチ、ウ〜ンなかなかに“チカラ”があるなあ〜と感じた次第。一昨日、出版社から送られてきた宣伝用リーフ。発売のタイミングも悪くないし『緊急出版!』も効果満点!“ウム。なかなか戦略的だな〜”と唸った次第。“MARKETING”(簡単にいえば“ショーバイ”)はこうでなくてはならないブラックバス問題は『利』と『理』の対立なる側面も有している。「ら」と「る」なら、間を取って「り」でシャンシャンシャンもあるんだが、「り」と「り」ではネ。それに『利』といっても万人が平等に享受できるような『利』ではない。(ごく)一部である。その一部の『利』を優先すれば『不利』を蒙る層も同数(以上に)いる。それに対し『理』は普遍性を持ちやすい。『利』は大義を構えるのに難儀するものだが、『理』のほうは簡単ゆえ。『生態系』とか『生物多様性』なる“殺し文句”を錦の御旗にすれば“ナルホド(=普遍化)”となりやすいからだもちろん『利』側も『理』で武装しようとしたんだが、どうもウマクいかない。ひとつに元“あかとんぼ”だかの男性タレントあたりが前面に出(すぎ)たのが失敗。このヒトが饒舌になればなるほど『理』とは縁遠くなるからだ。“サブ”ならまだしも“メイン”となるべき器ではない。“広告塔”ってヤツは人材間違えるとホンマ逆効果にしかならぬモノ。“MARKETING”の失敗だ。『イメージ』なるもの、その主要要素ゆえ。ところが『利』サイド、そこに気付かなかった。“代案”がいなかったことも一因著者の水口憲哉氏は東京海洋大学教授。同書の発刊は『利』サイドにとって百万の援軍を得た思いだろう。現在の旗色、あまりに悪いからだ。ただしである。水口サンの今までの著述をいくつか拝読すると、必ずしも『利』系スタンスに立脚してはいないのだがネ(スタンスが見えんというのが率直なところ。当方もそうだけど)。そのあたりに(またも)気付かず“錦の御旗”にしようとしてコケるんだろう(……危険性が大)。そもそも、最も肝心な“旗”の基調色どころか『形状』や『サイズ』すら決めてこなかったんだからね、『利』サイド。“とにかくデッカければいいワイ”ってなノリで『ハナから100を狙うと失敗する。せいぜい30〜50を』。ショーバイの鉄則である。過去の大ヒット商品の裏側を知ると、ひとつの例外もなくそうであることが分かる。『利』サイド、『100』を狙いすぎた。ひょっとすると『ゼロ』になるかもしれぬと“懸念”しつつ、ひたすら傍観を決め込む“釣りは大好き(だがギョーカイは……)”な自分がここにいる

追伸
昨日夜、写真家の秋月岩魚氏と電話にて会話。むろん上記の件で。秋月さんは『理』サイドの広告塔(兼アジテーター)。必ずしも『理のカタマリ』ではないのだが(むしろ縁遠い)、釣り業界やらその裏側でうごめく政治家諸氏あたりの状況をご存じない一般の方々にとっては、ひじょうに“分かりやすい”キャラクターだ。マッチョな身体とギリシャ彫刻風の彫の深いマスク(=イイ男)、さらには『自然写真家』なるカタガキは大いなる武器となる。
ちなみに、今月25日の夜23時よりラジオ・ニッポンのトーク番組にゲスト出演。鳩山邦夫さんと対談。秋月さんの“ナマのお声”が聴けますぜ。結構なるマダム・キラー・ボイス。当ブログご愛読の女性陣を始め、皆さまよろしかったらぜひ──

なお、上記写真左下隅にヘンな“汚れ”が。コレ、エンピツによるメモ書き。秋月サンから聞いた“暗躍する”政治家の名前。早速調べた。ひとりの地盤は九州福岡。“オオ、やっぱり!”。この福岡なる地、『利』側の重鎮にしてプロデューサー的役割を果たしてきた御仁が会社(むろん釣り具関連会社)を構える地。上記、男性タレントの“パトロン”的存在でもあるとか。ついでにほんの数カ月前まで、『利』側の代表的公的機関である財団法人日本釣振興会会長を務めておられた某大物政治家サンの地元でもアル。『利』側がいかに『理』を持ち出しても、『利』のみにしか敏感になれぬ政治家諸氏のお力をお借りしてるんじゃあ……なんだよな。『利』側がしばしば抗弁にする「在来種の激減要因はブラックバスより公共工事等による環境破壊が大だ!」。コレ、かなり正しい。でもさ、『利』の典型&象徴であるその公共事業とやらを率先して提唱・推進してきたのは、担いでいる政治家サン連中なんじゃあないの?ってね。その自己矛盾にすら気付いておらんワケ。これじゃあ、説得力を毫たりとも持ちえぬどころか、ワタシごとき低輩からも嘲笑されるのが関の山だよ。水口憲哉センセイ、そのあたりの視点ももちろんちゃんと踏まえたうえで──「社会学」とやらを標榜する以上、当然だぜや──御高説をのたまっておられるんに違いナイ!と、そうでなければ単なる御用ガクシャかキワモノに終わっちまうぜとばかり、大いに期待&危惧している我がいる──ま、正直、ドウデモイイケドサ。ガクシャセンセイには興味が湧かナイといったところか
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by KOKUZOBOSATSU | 2005-02-03 09:22 | ●ふらいふぃっしんぐごっこ
94.負荷のK点(ノーテンキな感性の主たちよ)
〈我流採点式・必読度&面白度 ★★☆☆☆
フライフィッシング好きな方々は★★★★★

「スマトラ大地震」で大きな被害を蒙り復興のメドすらつかないリゾ−ト地で、水着姿でのんびりと“バカンス”とやらを楽しんでるドイツ人観光客がドイツ国内で非難轟々。政府も乗り出したとか。そりゃあそうだよ。『国際的な恥じ』になるからである。メチャクチャに破壊された海辺のロッジや瓦礫が山のように残された砂浜をバックに、悠々とばかりにボートを漕いで楽しんでる風のドイツ人の映像が流されたが、少しばかり絶句すると同時に率直な気持ち、“日本人じゃあなくて、ああヨカッタ”とばかり胸をなでおろした。ソレを怖れていたからである。なんてったって我がニッポン人、阪神淡路大震災の直後、全国各地から観光旅行気分で訪れた連中がヤマほどいたという前歴があるからだ。連中、カメラ構えちゃあ記念撮影。大いに顰蹙を買ったものだ。
当方がハマているフライフィッシングのギョーカイでもあった。オウム真理教の教祖や信者が起こした一連の事件の全容が明らかになった後のことだ。連中が“サティアン”と名付けた拠点のひとつが、山梨県富士川支流の早川なる渓流添いにあった。事件発覚後、無人の廃虚に──。その早川、釣り場としてはそこそこ名が知れているのだが、そこを訪れた4、5人の釣り人がそのサティアン前の河原で全員揃って『記念撮影』。そしてである。それを釣り業界の“センモンシ(自称“専門誌”だそうだが、とてもそんなレベルにはなかったワ)”が堂々と掲載したのである。全員、笑みを浮かべていた。バカ面そのものだった。「オウム真理教のサティアン前で皆んな揃ってニッコリ」とかいうキャプション付きでである。一連の事件のほとぼりが醒めるどころか、まだまだ日本国中が“後遺症”に苛まれていた頃なのである。
それを見て当方、珍しく本気でキレた。ひとつに、あまりのバカさ加減とノーテンキ振りにである。ゴルファーやスキーヤーがヤッテるんだったら冷笑・嘲笑で済ましただろう。しかしである。当方も片足程度は足を突っ込んでいたギョーカイの、しかもそのギョーカイでは名の知れた男がバカ面メンバーの中心にして、しかもその原稿(やキャプション)をソイツが書いているんである。さらには(僭越を承知で言うが)その男(とハシボウにも掛からぬ相棒)が少しは“名前が知られるようにした(シチマッタ)”のはこの当方だからである。職業柄、マガイモンを、さも“ホンモノ”風にデッチ上げることなど(広告業界ではコレらをも「SP戦略」とか「マーケティング戦略」と呼んでいる)造作もないからだ。その男(と相棒)とはその少し以前に、ゆえあって縁を断ち切ったのだが“無関係”でいられるわけがない。本気で後悔したね、そんなタワケどもを有名にしちまったことを。
同時に、その出版社や編集長のバカさ加減にも大いにハラが立った。フツーの神経している編集長だったら掲載などするはずがないからだ(つまりはこのヘンシュウチョウもタワケということだ)。そのバカ男を嗜めることこそあれどである。朝日新聞や読売新聞や毎日新聞や産経新聞等が、阪神淡路大震災の被災地で愛知県の某市からきた野次馬連中御一行サマがだ、バカ面曝してニッコリ笑った記念写真を載せますか?なんである。
当方、むろん檄したままにアクションを起こした。詳細は割愛。ただ、その際周囲の何人かのギョーカイ関係者に「このセンモンシ、早晩、消滅するぜ」と“予言”したし、「フライ界、一気に下降カーブを描くぜ」とも“予言”した。むろん論拠等があってのことだが、その通りになった。けだし当然。まあ、現在のような日本のフライ・ギョーカイなんぞ、どうなろうと知ったこっちゃあないが。一度、まっさら状態になってやり直したほうがヨロシイ〜(ギョーカイ関係者の諸君、コレがワタシの本音だヨ)
人間どもが求める『付加』(価値)を満たせば満たすほど『負荷』が増すなあ〜と最近、実感する。負荷が臨界点を迎えれば一気に反動が──。プレート型大地震のメカニズム(と同時にフライラインが“伸びていく”根本原理でもある)。単に地震に留まらず、地球全体が負荷の「K点」ことクリティシュ・プンクト(ことクリティカル・ポイント)を迎えているのかもしれない。その負荷、むろん当方を筆頭にしたバカ丸出しのジンルイが元凶なんだけど──。早晩ジンルイも消滅したり、たいへんな目に遭うんだろうなあ〜とまるで他人事のようにノーテンキにして漠々と思惟を巡らす自分がここにいる
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by kokuzobosatsu | 2005-01-16 19:34 | ●ふらいふぃっしんぐごっこ