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286.ますのすけ釣り in Alaska
先週までアラスカの「キーナイ川」へ「キングサーモン」を釣りに行っていた清水一郎さんから数点の写真が送られてきた。ちょっと面白い写真紹介サイトを一緒に立ち上げようとなり、まず清水さんのヤツからとなったがため。しかしながらその紹介サイト、問題がアリ。それがクリアーになるまで作業保留。とはいえせっかく送って頂いたんで、清水さんの了解のもと、ココで3点ほど紹介する次第。
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釣り上げた40ポンド(約20kg)のキングサーモンと清水さん。キングサーモンは名称通り『鮭(鱒族)の王様』。サイズも体重も価格も味もである。間違っても「荒巻き用」には使われぬハズだ。正式な英名は「Chinook Salmon(シヌーク)」。和名は「マスノスケ」。漢字表記すれば「鱒の介」。この“介(すけ)”とは『大将』の意。“サケノスケ(鮭の介)”のほうが適切だと思うだろうが、このあたりのことを説明すると長〜〜〜くなるんで割愛。
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“格闘中”の清水さん。そう、まさに『格闘技』なんである、このキング・サーモン、とりわけキーナイ川のソレを釣るのは。ひとつに平均サイズ(&重量)が桁違い。なにせ、「世界最大クラスしか釣れない川」だからだ。しかも釣り場は海から近い。何百キロも河川を遡ってクタクタになった個体ではなく(こういう釣り場が多い)、元気一杯のモノ。ゆえに『格闘技』とあいなるわけである。当方ごときレベルではとてもとても。
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この写真を最初に見た時には息を呑んだ。尾ビレの凄さたるや──。重さを聞いたら、「45ポンド(約22kg)ぐらいじゃあないですか?」と(さりげなく)清水さん。ちなみに海外では、釣り上げた魚のサイズや重量には「サービス値」なるものが付くことが多い。地元のガイドさんらが、わざわざ日本から来てくれたお客さんのために行う御親切(にして余計なお世話的)なる“サービス”だ。15〜18ポンドぐらいなら20ポンド、85〜90センチぐらいなら1メートルというように、ゲタを履かせてくれるものだ。どうせなら大きいほうが“勲章的価値”は増す(らしい)。
清水さんが釣り上げたこのキングサーモン、そのサービス値込みなら「50ポンド」はおろか、写真の撮り方次第では「60ポンド」と吹聴しても通用する。実際、18ポンドどころか15ポンドも怪しい魚を両手で持って、カメラのほうにそのまま両手を突き出し(こうすると魚ってふた回りぐらいは大きく見えるモノ)、「20ポンドを釣った!」なる写真や記事をしばしば見かけるが、「10kg」のモノを両手で持って前に突き出し、撮影時間の間、しばしそのままなんてえ芸当、相当の鍛練系マッチョな御仁以外、絶対不可能。その“相当マッチョ”な清水さん、逆にさようなマネ、絶対にやらない(ようだ)が。『プロとしての矜持性』だね。こういうところを(一部の)皆サン、シッカリ模倣しよう〜!清水さんのノウハウ(やら当方の文章等)だけをパクパクとばかりパクるんじゃあなくてだぜ。“チュウゴク”在住者ならともかくだ。ハハハのハ。
清水さんのブログにはさらなる写真が。http://creole.exblog.jp/を。同行した(というか清水さんが引率した)3人の方々の雄姿も。この3人の皆さん、キングサーモンどころか海外釣行自体が初めてだそうで。来年は当方も──と少しはその気になってる自分もいる(ことはいる)
by KOKUZOBOSATSU | 2005-07-05 22:01 | ●ふらいふぃっしんぐごっこ