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265.朱に交わることなくアカくなる
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真っ赤になった「ミニトマト」。『修正マンセル色表』(高校だかの美術の授業で習ったハズ)に基づけば、『6R(H)/5(V)/13(C)』ぐらいだろう。(H)は色相、(V)は明度、そして(C)は彩度を表す。ちなみに純色の赤は『5R(H)/4(V)/14(C)』。この写真の赤は、その純色レッドに比べて若干橙色に近く、明度は少し明るく、彩度は気持ち劣る──そんな色ゆえ。ヘタ部分の「緑」との対色効果によって“真っ赤っか”に見えるが。
このあたりのコト、10年ほど前に一生懸命ベンキョウした。著書執筆のためにだ。それが『釣りの本』だという点がどこかオカシイが。とはいえ、いまだに覚えているんだから相当に一生懸命ではあったんだろう。
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真っ赤なヤツはむろん食べごろ。隣の橙色のモノが食べごろになるのは2日後か。陽光を浴びれば明日にでもOKなんだが、あいにくこの天気(この撮影時、暫時、お日様が照ってくれたが)。しかし『朱』に交わらなくても『赤く』なる──というか先陣切って赤くなるヤツが現れると次から次へと赤くなるもの。すなわち『朱交われば赤くなる』ということだ。まあ人間社会でいう「トレンド・リーダー」「オピニオン・リーダー」的存在か。もっとも人間社会のソレら、はっきりいってロクでもないのが多すぎるが。
画面左の(愛らしい)指は当方の(土いじりで汚れた)モノ。赤いヤツを採ろうか否か躊躇しちまった。結局はそのまんまに。ひとつだけ食べたって──という気分。とはいえこれが仮に、ヒト様の畑だったら……なんだよな。ロクでもない性向だと改めて気付いた自分がいる

※写真をクリック。2割ほど拡大した写真が見られます。よろしかったら壁紙にでもドウゾ
by KOKUZOBOSATSU | 2005-06-19 19:25 | ●サルでもできる農業ごっこ