94.負荷のK点(ノーテンキな感性の主たちよ)
〈我流採点式・必読度&面白度 ★★☆☆☆
フライフィッシング好きな方々は★★★★★

「スマトラ大地震」で大きな被害を蒙り復興のメドすらつかないリゾ−ト地で、水着姿でのんびりと“バカンス”とやらを楽しんでるドイツ人観光客がドイツ国内で非難轟々。政府も乗り出したとか。そりゃあそうだよ。『国際的な恥じ』になるからである。メチャクチャに破壊された海辺のロッジや瓦礫が山のように残された砂浜をバックに、悠々とばかりにボートを漕いで楽しんでる風のドイツ人の映像が流されたが、少しばかり絶句すると同時に率直な気持ち、“日本人じゃあなくて、ああヨカッタ”とばかり胸をなでおろした。ソレを怖れていたからである。なんてったって我がニッポン人、阪神淡路大震災の直後、全国各地から観光旅行気分で訪れた連中がヤマほどいたという前歴があるからだ。連中、カメラ構えちゃあ記念撮影。大いに顰蹙を買ったものだ。
当方がハマているフライフィッシングのギョーカイでもあった。オウム真理教の教祖や信者が起こした一連の事件の全容が明らかになった後のことだ。連中が“サティアン”と名付けた拠点のひとつが、山梨県富士川支流の早川なる渓流添いにあった。事件発覚後、無人の廃虚に──。その早川、釣り場としてはそこそこ名が知れているのだが、そこを訪れた4、5人の釣り人がそのサティアン前の河原で全員揃って『記念撮影』。そしてである。それを釣り業界の“センモンシ(自称“専門誌”だそうだが、とてもそんなレベルにはなかったワ)”が堂々と掲載したのである。全員、笑みを浮かべていた。バカ面そのものだった。「オウム真理教のサティアン前で皆んな揃ってニッコリ」とかいうキャプション付きでである。一連の事件のほとぼりが醒めるどころか、まだまだ日本国中が“後遺症”に苛まれていた頃なのである。
それを見て当方、珍しく本気でキレた。ひとつに、あまりのバカさ加減とノーテンキ振りにである。ゴルファーやスキーヤーがヤッテるんだったら冷笑・嘲笑で済ましただろう。しかしである。当方も片足程度は足を突っ込んでいたギョーカイの、しかもそのギョーカイでは名の知れた男がバカ面メンバーの中心にして、しかもその原稿(やキャプション)をソイツが書いているんである。さらには(僭越を承知で言うが)その男(とハシボウにも掛からぬ相棒)が少しは“名前が知られるようにした(シチマッタ)”のはこの当方だからである。職業柄、マガイモンを、さも“ホンモノ”風にデッチ上げることなど(広告業界ではコレらをも「SP戦略」とか「マーケティング戦略」と呼んでいる)造作もないからだ。その男(と相棒)とはその少し以前に、ゆえあって縁を断ち切ったのだが“無関係”でいられるわけがない。本気で後悔したね、そんなタワケどもを有名にしちまったことを。
同時に、その出版社や編集長のバカさ加減にも大いにハラが立った。フツーの神経している編集長だったら掲載などするはずがないからだ(つまりはこのヘンシュウチョウもタワケということだ)。そのバカ男を嗜めることこそあれどである。朝日新聞や読売新聞や毎日新聞や産経新聞等が、阪神淡路大震災の被災地で愛知県の某市からきた野次馬連中御一行サマがだ、バカ面曝してニッコリ笑った記念写真を載せますか?なんである。
当方、むろん檄したままにアクションを起こした。詳細は割愛。ただ、その際周囲の何人かのギョーカイ関係者に「このセンモンシ、早晩、消滅するぜ」と“予言”したし、「フライ界、一気に下降カーブを描くぜ」とも“予言”した。むろん論拠等があってのことだが、その通りになった。けだし当然。まあ、現在のような日本のフライ・ギョーカイなんぞ、どうなろうと知ったこっちゃあないが。一度、まっさら状態になってやり直したほうがヨロシイ〜(ギョーカイ関係者の諸君、コレがワタシの本音だヨ)
人間どもが求める『付加』(価値)を満たせば満たすほど『負荷』が増すなあ〜と最近、実感する。負荷が臨界点を迎えれば一気に反動が──。プレート型大地震のメカニズム(と同時にフライラインが“伸びていく”根本原理でもある)。単に地震に留まらず、地球全体が負荷の「K点」ことクリティシュ・プンクト(ことクリティカル・ポイント)を迎えているのかもしれない。その負荷、むろん当方を筆頭にしたバカ丸出しのジンルイが元凶なんだけど──。早晩ジンルイも消滅したり、たいへんな目に遭うんだろうなあ〜とまるで他人事のようにノーテンキにして漠々と思惟を巡らす自分がここにいる
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by kokuzobosatsu | 2005-01-16 19:34 | ●ふらいふぃっしんぐごっこ