57.ダメ医者A様・良い医者B様           (弁証法的ナチュラルハウス讃歌論)
〈我流採点式・必読度&面白度 ★★★★☆

自然食品専門店『ナチュラルハウス』を贔屓にしている。東京青山にある本店には以前、足しげく通ったものだ。周辺に友人・知人連が構える事務所が多かったことも理由のひとつ。当方間違っても原理主義的・自然食品健康食品志向者ではなく“身体にイイ”とかいうとって付けたような謡文句の商品など逆に拒絶するし、サプリメントの類いにも全く興味はない。とはいえ醤油・塩・味醂・砂糖・酒・酢といった基本調味料系と野菜だけは(なるべく)きちんとしたモノをと強く意識しているが。かなり以前は、それほどではなかったんだが、青山にあった友人の事務所でデスクを務めていたお嬢サン(といっても20代後半だったが)との会話が、強いコダワリを生むキッカケとなった。
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件の店で買い物を済ませ大きな紙袋を携えた当方を見て彼女はこうのたまった。
「増沢サン、こう言ってはなんですけど…ナチュラルハウスとか自然食品って信用できないそうですよオ〜(少しワケ知り顔で)
「へえ〜、どっかでそう聞いたのかい?(ウザイこというな、このコって思いながら)
「エエ。私が今お世話になってるお医者サンが言ってるんです(ちょっと自慢げ・自信あり気)
「フ〜ン、お医者さんがねえ〜(医者信奉者かよ、しょうもない)」
「そのセンセイ、まだ30代なんですけどネ、とってもアタマが良くッてエ〜、無農薬の野菜のことなんかも、とっても良く知ってるんですヨオ!──てな調子でその医者のことホメちぎる。当方、“こりゃあ単なる医者と患者の関係じゃあネエな?”って勘ぐりまくる──それに値段を高くするために、無農薬だとか無添加だって表明しているだけで、実際はアヤシイもんだって(オイオイ、ヘタすりゃナチュラルハウスに訴えられるゾ、アンタとその医者)。だから私も買うの止めちゃったんですよオ。増沢サンもそうしたほうがイイですよ(アブナイ新興宗教にかぶれた信者のような眼付きだった)
「そりゃあ御親切にどうも──。でもさあオレ、そのハナシ聞いて余計、ナチュラルハウスを贔屓する気になったぜ(“その医者、単なるバカだぜ、オマエさんと同程度のな”って添言したかったがヤメといた)
「エエ〜ッ!?なんでなんですかあア?(チワワが豆鉄砲喰らったような顔付きだった)
「 君にゃあ理解できんかもしれんけど、『ダメ医者がボロカス言う医者、良いお医者』ってイギリスのコトワザにあるからさ(ホントは、オレがたった今考えたコトワザだけど…)
「ハア……!?(チワワのクチがポカ〜ンと空いてたっけ)
ちなみにそのチワワ嬢、「私」を「アタシ」と(やっぱり)発音。どうせなら「ワタシ」と言って欲しいもんだ。少しは知的度合いが増したハズ。もっとも「ワタクシ」となると行き過ぎだが。それが似合う女性、希有にして希れ。美智子皇后と八千草薫サンぐらいのものだと思ってる。そういえばおふたりとも、調味料にはワタシと同様のこだわりをお持ちとのこと。ま、当然といえば当然だが──
“さあ食うか!”。拙宅の庭にて無農薬自然農法で育てた小松菜のおひたしに、ナチュラルハウスで買った「金笛減塩醤油」なるオショウユをかけ、シッカリ悦に入る自分がここにいる──
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by kokuzobosatsu | 2004-12-23 22:31 | ●世事ひょうろん