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49.キャベツ色 (ダンボ−ル箱の中を漁ろう!)
〈我流採点式・必読度&面白度 ★★★☆☆

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スーパーの野菜売り場コーナーでは、キャベツの棚の横に大きなダンボ−ル箱を置いてある店が少なくない。のぞきこむとキャベツの外側の葉っぱが、たくさんほうりこまれている。緑色に富みに富んだアノ、見るからに“キャベツ色”のアノ部分がである。“もったいないのお〜”であるある時、店員のオニイチャンに聞いてみたら、「外側の葉っぱは硬いからといって捨てていくお客さん、多いんですよ」との回答。「ヘエ〜ッ、じゃあコレ、もらってってもいいのかい?」「どうぞどうぞ。どうせ捨てちゃうんですから」“ヤッタ〜ッ!”。で、ちゃんと売り物のキャベツを一応エクスキューズ用にひとつ買ったうえで、外側葉っぱをドッサリ持ち帰る──。実はさっきもコレ、やってきた。というか常習になっているのだ、その“メソッド”が。だからダンボール箱の置いてないスーパーにはまず行かない。
とある店で定点観察したことがある。キャベツを手にする5人に3人は葉っぱを2、3枚むしりとってはダンボ−ル箱の中にほうりこんでいく。中には、5、6枚(以上)もむしってしまい、ほとんど鮮度の落ちたレタス──「見切り品」ってシールが付いたアレ──みたいになっちまったキャベツをカゴに入れるヒトもおる。“アレじゃあまるで、イナバの薄黄緑ウサギだぜ”ってね。ついでに“マズそう〜”ってね。ま、ひとそれぞれだから、見るからに瑞々しい緑色をしていて、しかもイチバン美味しくて最も栄養価が高くてキャベツっぽい部分を捨てるヒトもいれば、それをドッサリと(タダ同然で)持ち帰るヒトもいる、というだけのことしかし、ロールキャベツ作るのに“イナバの薄黄緑ウサギ風見切り品レタスもどき”を使ってサマになるのかねえ?トンカツ添えだって、アノ瑞々しい緑色が適度に混ざっているからこそ、“トンカツカラー”のキツネ色と相乗して食欲刺激効果も生まれるんじゃあないのかねえ?頂戴してきたキャベツの外葉、まず千切りにして茹で、芽ヒジキと一緒に混ぜてポン酢醤油で食した。これが“レタスもどき”じゃあ全く冴えない。今度、嫌味ったらしく、むしった葉っぱのみ持ち帰り、中身の“レタスもどき”をダンボ−ル箱に捨てといてやろうかな?と思い立ったまではいいが、絶対に実行に移すハズのない自分がここにいる
by kokuzobosatsu | 2004-12-19 21:12 | ●くっきんぐごっこ